クラスTシャツ職人の工房を訪ねる。
ほんとにマンションの一室で、細々と作っていた模様。
「入院のため、一ヶ月お休みします」と書かれた張り紙があったが、それは嘘だ。今月末に工房は無くなる。
考えてみれば、Tシャツに愛着を持っていた人も、それが誰によって作られたかはわからない。職人はそれでいいんだろうけども、個人で営業している職人なんかは、おそらく、誰に知られることもなくひっそりと引退していくのだろうか。
張り紙の横に、「since1984」と書かれた看板を見つける。これでいよいよ「お疲れさん」では済まされないな、と思った。
何ができるかわからないけど、月末までに職人の最期の花道を飾らないといけなくなった。
正直な話、僕はその職人の顔を見た事もない。職人も僕を見た事もない。
「印刷職人」にはぴったりな感じもする。
このナンセンスさがたまらないな。
7.14.2009
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