11.19.2008

Resistant

へんてこな親父が単独で経営している古本屋が好きだ。
この時代に、アマゾンやブックオフが世の中ではびこっている時代に、同じ物をたくさん作って、値段の感覚さえ同じになってきているこの時代に、道を歩いているとひょっこりそんな古本屋に出くわすことがある。
そこで本を探すこと、本と出会うこと。これはもう僕の価値観が変わらない限りライフワークとして続けていきたい。
この時代に、そんな場所を開き続けているへんてこな親父達は愛でるべきマヌケであり、社会という概念を相手にしたレジスタンスなのだ!

11.18.2008

Earnest

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「白だ!」という人がいて、「黒だ!」という人がいる。
さらには「断定するんじゃなくてグレーな部分を楽しもう」なんて言う人もいる。
どれもこれも正しいかどうか、おそらく永遠にわからない。

本気かどうかの話なんだと気づいた。
嘘をつかずに本気で生きている人を見てるうちにわかった。
本気でいる限り、エッジは立ち続ける。

なにより、ブレない奴はかっこいい。
この写真では、ヘルメットの人がブレてなかった。
だから帽子の男の後ろから心の中で応援した。
「頑張れ!」

11.17.2008

Chaos!

▼ 祖父が入院し始めてはや数ヶ月。そろそろ家に戻してあげよう、歩けなくても家で面倒みようということになり、それでは帰ってくる前にカオスと化した祖父の部屋を掃除しておこう、ということで今日は母親と掃除をすることになった。

とにかく物が多い。とりわけ同じ物、僕はダブりと呼ぶが、そのた類いが非常に多かった。
パンツにシャツ、ベストにスラックス。値札がついたまま、ジャスコの袋に入ったままの状態で同じものがたくさん出てきた。
もしも仮に、祖父はそれらの商品に付属する「おまけ的なもの」を集めるという目的があってのことだったのであれば、それはそれでいい。いや、それ以外の目的であっても、僕はその行いをなんとなくではあるが受け入れることができるのだ。これは血を分けた僕にしかわからない。

関連して、カメラが3台も出て来たこと。一眼レフ2台に、コンパクトデジカメ1台。これはダブりではない。何かをしようとしていた奇跡がそこには見え隠れする。

チラシの裏に書き残された、たくさんのメモ。あまりにも興味深すぎて、捨てるのは惜しく、大切に保管させてもらった。
これは後に、何かしら利用させてもらうかと思っている。

今日で全体の3分の1程度しか整理ができなかった。
幼い頃の記憶の中に、祖父がおもむろに日本刀を持ち出したことがあったのを覚えている。あの部屋のどこかに日本刀は眠っているはずで、しかしながら、多すぎる物をすべて整理しないことにはその日本刀も出てこない気がして、もしかしたらその日本刀を大事に隠すためにダブりのパンツやシャツやらをバリケードにしているのではないかという考えすら浮かんでしまう。
それほどに祖父の部屋は大変なカオスであった。

11.16.2008

Implication

▼▼ 今日知ったこと「さなぎの食堂」

http://www.hamakei.com/headline/1705/

■ テレビを見てて初めて知ったが、コンビニで出る廃棄品を仕入れ材料として利用してる食堂が横浜に存在していたということに驚いた。
「コンビニの廃棄品盗んでホームレスに売ったら儲かるかな、、」なんていうことを考えたりしたことがあるが、到底無理なことだと高を括っていた。盗むというのは誇張しすぎているが、たとえコンビニに直談判したところで、食品衛生というワードが奈良の大仏の如く企業の目の前に鎮座している状態では、まずあり得ない話だと予想していた。

ところだ。横浜では市が動いた。日雇い労働者が多い中区寿地区という場所で、NPO法人が「食べられない路上生活者に暖かい食事を三食提供する」というシンプルなコンセプトを掲げ、おそらくは協力にバックアップしているのだろう。しかもローソン側も「企業の社会的責任としてこの余剰となった商品の有効活用方法を検討していた」なんてことを述べているようだ。
どういった経緯があったかは詳しくはわからないが、これはE難度の離れ技ではないか!

この件で、僕が感じたこと、そして文面に起してまで発信したいことは、別に社会的であることが素晴らしいというようなことではない。

予想は予想でしかないこと。シンプルで意味のあるコンセプトは人と金を動かせること。
この二つだと思う。
予想を立てて、可能性が0に近い時ほど、粘ってみるのがいいのかもしれない。それだけ他人の手が及んでいないことでもある。以外にも相手は自分の思っている以上に懐が深かったり、正反対のことを考えていることもあるのではないか。
そしてもたせるべき意味。根本にその意味がどれだけポップであるか。そしてでれだけ単純なことであるか。

周り(社会)の景色をしっかりと把握して、ほんの少しだけ無理をしてみれば、以外にもキラーコンテンツは近くに寝転んでいるのかもしれない。ちょっと考え方を変えた方がいいかな、と自分を戒めてみるきっかけになった。

11.14.2008

Agenda

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■ この人達の会話を盗み聞きした。思ったよりもためになった。


否定をしないこと。
一旦腹に入れる、もしくは腹に入れるふりをしてやさしく受け流す。
否定は無意味だ。

「マヌケ」を愛でること。
よりマヌケなこと、より歪なこと、より尖っていること、日頃からそれらを見つけたり見いだしたりする努力をする。そして見つかったら全身全霊で愛でること。

自分は主役でも準主役でも、はたまたキャストでも裏方でもないということ。
ただし、どこにもいないであろうオリジナリティのあるチケット係でありたいという意識。

必要とされてるのは結論を出せる人間ではなく、アイデアのピースを確信犯的にバラまける人間。