10.30.2008

Unusual

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神保町に行って来た。
ちょうど、古本祭りが行われているということで。
欲しい品は特定せずに、新たな出会いを求めて。
どれだけアマゾンやブックオフの利用者が増えようが、神保町だけは潰れないだろう。ネットショップでは新たな出会いは無い。
店主が作った空間、選びに選んだ本のコンセプト。普遍なものには変わりないが、そこにしかないものはそこでしか買えないんじゃないだろうか。

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Kurobe!

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黒部ダムが見たいがために、信州へ行ってきた。
見所は盛りだくさん。
そもそも信州という土地がすばらしかった。時間の制約がなければずっといたかった。

Experience

中学生日記が古本屋に置いてあったので、何の気無しに買ってみたのだが、意外におもしろかった。
おもしろいと思うまでは、確実におもしろくないだろうと高を括っていた。NHKのあれか、っていう疑念もあったし(中身は正反対)絵も微妙だな、などなどの要素があったのだけども。
ある種のノンフィクション的な領域なのだろうか、しっかりと分析できないが、ニヤニヤしつつ読んでしまう。
読んでみないとわからないものはたくさんある。
数百円、数千円をケチったばかりに読んでないもの、見てないものはたくさんある。
ちょっとでも気持ちが弱ってる時は、ケチってしまうので、気持ちが弱ってない今、どんどんお金を使っていこう。

中学生日記 (新潮文庫)中学生日記 (新潮文庫)
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同じく、体験する前と後の違いが大きく出たものの1つに、「水曜どうでしょう」が上げられる。
深夜にテレビでやっているのを何度か目撃したことがあるのと、友人の何人かが絶賛していたくらいで、正直あまり良い印象は持ってなかった。
よくわからない人がべらべらしゃべってるだけで、どこがおもしろいんだろうか。ノンフィクション物、旅物なら他にもたくさんおもしろい番組や企画はあるし、どうも二番煎じな臭いがぷんぷんしていた。

何故だかしらないが、「ベトナム」というキーワードにひっかかったのが、「ハノイ→ホーチミン 原付ベトナム縦断1800キロ」の映像。ベトナムの街がいろいろ見れるなら、っていう気持ちで見始めたのだが、出演者の二人と、べらべらしゃべるディレクターのパーソナリティーが掴めてきたあたりでどんどん雰囲気に飲まれてしまった。

多くの人が賞賛し、ファンになってしまうのがよくわかった。
今どきのテレビにある「強制」や「ハードルの上げ過ぎ」が全くない。この人たちの行動における結果には何も期待はないが、ゆっくり見守ることを楽しみたい。
そんなところだろうか。今ではほとんど過去の企画を見てしまった。初期の頃には、出演者のエネルギーの変な使い方が見受けられる。おそらく、この人達なりに試行錯誤した上に、必然か偶然かのこのおもしろさが醸成したに違いない。
「ディレクターの人」が前に出始めたころと、「ミスター」がより素に近い状態で出始めたころからおもしろくなる。
結果的に、ほとんど最後の企画であるベトナム編から見始めたから、僕はこんなにおもしろがってしまったのかもしれない。

何にしても、見ないよりは見るということ、そんなとこだろうか。

10.27.2008

Context clue

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橋口譲二さんという写真家さんは、僕がこんなんやったらおもしろいかなと考えたドキュメントの企画を、一通りやっていた。
同じ事をしてもしょうがないので、それをした上で、まだ無いものを探しつつ考えていきたい。
文脈を意識しすぎるのはあまり良くないことだけど、意識せずにはいられない。

These are hard times

現在、西荻窪で日銭を稼がせてもらっている。
自衛隊上がりの先輩から、いかに自衛隊の待遇がいいかということを熱弁された。

景気に関わり無く給料がいいということ。
ボーナスがとっても出るということ。
たくさん貯金ができるということ。

僕はまじめで力仕事もできる、それでいてこんなご時世に就職もできない哀れなフリーターとして認識されているがために、「うん、やっぱり自衛隊に入ればいいよ、うん。2年くらいでしっかりお金貯めて、やりたいこと見つけなよ。こんなご時世だし」と何度も言われた。

なにかすごく悪い気がした。