7.01.2009

Men

近所に奇跡のようにおいしいとんこつラーメンの店がある。
九州でも、東京でもがっつり対抗てきるほどの味だと僕は自負している。

ただし、ネックなのが、一週間のうちに3日ほどしか開いてる日がないこと。そしてその3日は非常にランダムで、誰にもわからないこと。だからどうしても食べたくなって行ってみたら閉まっている、というようなことが頻繁にある。僕と同じようにそのラーメンに中毒症状になってる友人は、雨の中を原付で40分かけて行ったが閉まっていて涙を飲んだ。

僕は昨日、朝の11時に訪れた。また閉まっていたが、厨房側の小窓が開いていた。大将の姿がちらりと見えたので、思い切って聞いてみた。「今日はやらないんですか!」と。

すると大将は叫んだ。「12時にならんとわからん!」

スープにこだわりがあるということは前から聞いていた。要はこういうことなんだ。毎日、スープの仕上がりが12時の段階で、大将自身が納得いくかいかないかが、開店するかしないかに繋がっているというわけだ。

「12時にならんとわからん!」

まるで草野球の試合が天気に左右されるような言い方だった。

まだまだおもしろい人は潜んでいる。
こういう人を探していかないと。

僕は大将に「ありがとう!」と言って帰った。
その日は12時から開店していた。

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