7.25.2009

Tameno

近頃、野球の練習ばかりをしている。
ひじの痛みがとれなくて毎回アイシングを施すほどに、練習ばかりをしている。
今朝も近所のグランドで友人2人と練習。
明日も朝から練習。
試合はたぶんやらないだろう。練習のための練習をしているのだから。
中学と高校の部活の時、よく顧問の先生から「練習のための練習をするな」と一方的に怒鳴られた。
その意味がよくわからなかった。何のための練習かもわからずに、ただただ毎日走っていた。
だからあえて、「練習のための練習」を意図的にやってやろうと思っている。
何かを超えれるような気がするからだ。
練習の意味は、結局わからないんだけど。


隣には、60歳くらいの初老の男性が黙々と壁に向かってピッチングをしていた。
しかも裸足で、僕らが練習をしている2時間かそこら中、無心で投げていた。

「俺らの40年後が、あれだぜ」
と友人の一人はつぶやいた。
練習のための練習をやり続けた果ての姿を見た。

あんまり熱中過ぎたらとりかえしのつかないことになるぞ、とその時の僕は思った。

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