12.23.2008
Voice
Happy Christmas from AKQA
最後の「チーン」は世界を救うことが可能なんじゃないか、大袈裟に言ってしまうとそこまでに達してしまうくらいな聴後感。
考えてみれば、レンジの「チーン」はなかなか類い稀なるアホな音。喧嘩の仲裁にはもってこいの音かもしれない。
「チーン」て言え!って幼少の頃から叩き込まれて、一番理想的な「チーン」を言えるようになった奴だけが家庭の台所で使ってもらえるようになる。バカバカしい音を必死こいて習得して、それでも自分という個ではなく「レンジ」なり「チン」なりの集合として扱われるわけで。
本当はもっと別の声を出したい、もっと注目されたい。そんな奴らもいただろう。体制に反発し、あえて「チーン」と言わずに「パッパカパー」と言ってレンジ社会から抹殺された奴もいただろう。
そんな奴らの魂の叫びが聞こえたような、それでもアホな顔してひたすら「チーン」を言わされ続ける、そんな星のもとに生まれてしまった奴らの魂の叫び。
あんなに積まれてまで「チーン」を言ってるあいつらの顔が見れるのなら見てみたい。
AKQA
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