9.10.2008

used book

古本屋という存在を知ったのは、小学生の頃だろうか。
実家の近所に「にこにこ堂」なるかなり大きな店舗があり、一時期はそこに通い詰めて漫画を買い漁っていた。
大学の頃も、田舎町にもかかわらず、小さな古本屋に足しげく通っては、谷口ジローや諸星大二郎などの漫画から沢木耕太郎や村上龍などの小説を買っていた。
現在は、東京に住み始め、高円寺や荻窪などの古本屋密集地帯で生活し、お給金のほとんどは古本に投じている。

近頃、都築響一さんの「誰も買わない本は、誰かが買わなきゃならないんだ」という本を偶然読み始めてから、さらに古本収集欲が促進し始めた。

あとがきの部分に、「だれも行かないところに、だれかが行かなくちゃならない」というヤンゴンで射殺された長井健司さんの言葉とともに、都築さんがこの企画を行ったモチベーション、さらには作家、編集者として本を作り続けることの原点を語っている。

だれも行かないところに、だれかが行かなくちゃならない。
そりゃそうだ。行かないだれかで人生を終えるよりは、行かなくちゃならないだれかとして生きていかなくては!

だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだだれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ
都築 響一

晶文社 2008-02
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9.09.2008

WAKAMATSU

若松孝二監督の「実録・連合赤軍」を観た。
かなり前に、阿佐ヶ谷らへんでこの映画のチラシを発見して以来、すぐに観たいというわけでもなく生活していたわけだが、どういうわけか映画を観るという衝動にかられて、どういうわけかこの作品を選択した。

結果から言うと、震えるほどに感動した。こんな嘘くさい言葉しか出ないが、とても。しびれた。
連合赤軍が結成される前の歴史的な背景からあさま山荘で逮捕される日までの3時間、とても短く感じた。


若松監督が描いた連合赤軍は、今ままで連合赤軍を題材にした映画には無かったもの。警察側であったり、ただただリンチの悲惨な光景を批判的に描いたものでもなかった。
青年達があさま山荘まで辿った道をなぞり、「勇気がなかっただけなんだよ」で締めくくる。事件そのものは、本当のところは複雑で、僕も実際まだしっかりと消化できていないけど、何故がすごくシンプルなものに見えた。なんでだろうか、わからない。


若松孝二 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程若松孝二 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
「実録・連合赤軍」編集委員会+掛川正幸

朝日新聞社 2008-02-20
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9.08.2008

Snack forever

僕が書くこと、残す事を続ける必要性。
いろいろ理由はあるでしょうが、だれかに見せるためのものではなく、純粋に僕自身のハキダメを作ってみようということ。
アイデアの原型を記す場所として、実際のメモの二次的なもの。
snack foreverはどこかで見つけたお店の名前。
とてもオシャレだと思ったし、休日なのに閉まってるだらしなさに好感が持てた。
ただそれだけだ。

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