2.24.2010

Karada

最近はもっぱらプールで泳ぎ、バスケットボールを触り、さらに自転車を漕ぎはじめた。
動機は運動不足から来る倦怠感の払拭ではあったものの、それとは別のモチベーションが明確に現れてきた。

それは、身体の使い方とその効果を試行錯誤する楽しみだ。
例えば、クロールの泳ぎ方をどうやったら長く楽に泳げるかを、色々と身体の動きにアレンジを加えながら模索したりすること。
仮説を立てて、その改善策を試してみる。それが間違ってるか正しいかは、自分で判断を下し採用不採用を決定する。

一般的な答えというものは既に存在しているには違いないが、今やらなければいけないことは、自分で答えを見つけるという行為を繰り返すこと。自分だけのオリジナルが見つかれば最高だが、そこまでの高望みはしていない。

自転車の漕ぎ方も、教則本を見れば、すぐに答えは載ってると思うけど、それはせずに模索したい。お尻が痛くて仕方ないから、サドルの先端が常に肛門に当たるような乗り方をしてみた。時おり訪れる快感で痛みが和らぐのではないかという仮説に基づいたものだが、上半身に負荷がかかりすぎて腕の筋肉痛がひどいだけだった。そもそも肛門への刺激は快感には繋がらないということも実証された。

より身体との密な対話が必要となって、外見的な変化よりも内部に重点をおくようにもなった。重要なのは、無意味に筋肉を鍛えることではなく、身体の動かし方の意識なのだから。

高校時代、人生最高に身体のモチベーションが高かった時は、ひたすら言われたままの反復運動をする、無意識の状態でトレーニングをこなして数字や回数にこだわっていた。なんていうアホだったのか、と今になって後悔している。

スポーツの世界では、もはやパイオニアにはなれないが、これらの実践を通して今後の新しい挑戦へ繋がればいいと思っている。

No comments:

Post a Comment