1.06.2010

Janaika

雑誌を発行した後に待ち構えるのは、取り扱ってもらっているお店への発送作業。
今回で3回目になったが、何回やっても心身ともに消耗する。

もう送らないで下さいと言われるんじゃないか。
遅かったなぁと溜め息を吐かれているんじゃないか。
めんどくさいと思われてるんじゃないか。

そんな不安との勝負になるんじゃないか。


もう1つ、発行した後に待ち構えるのは、フィードバック。
あんまり多くの人から集めれるものではないし、なんでもかんでも人の声を参考にしていってもしゃあないんだけど、必ず耳をかたむける一人がいる。その一人の感想は、誰のフィードバックよりも大切にしている。

その一人から言われたのは、「編集長不在の散らばった雑誌じゃないか」という言葉と、「しっかりと納得いくまで時間を費やせてなかったんじゃないか」という言葉。

エンターテイメントとして人を楽しませたいんじゃないか、議論をふっかけたいんじゃないか、メッセージを発したいんじゃないか、ゆるーいボケをしたいんじゃないか、まったくはっきりしていないというのは事実で、それがチャンポンになっているというのも味といえば味ではあるけれど、それにかまけておいしい味への追究を怠っているんじゃないか。そして何より作りそのものに対しての姿勢が甘いんじゃないか。結局切れ味の悪いこじんまりとしたものになってしまったんじゃないか。

いい反省点が見つけれたけど、ずっしり落ち込む。でもこれをしないと次のモチベーションが湧かない。批評だけでなく、しっかりと最後は褒めてくれるから、ありがたい。


それはさておき、「〜〜じゃないか」という言葉を多投してしまった。
でも素人の創作っていうのは、無根拠な自信とは裏腹につきまとう「〜〜じゃないか」の不安といかにうまく付き合っていくかっていうものなんじゃないか。


でも、ええじゃないか、ええじゃないか。

誰のために、何のために、こんなに恥をさらしてやっているのかと何度も問われた。
その先の見てるものを詳しく教えてくれと何度も問われた。

でも、ええじゃないか、ええじゃないか、と僕は言い続けるしかない。
今の自分のため以外の何ものでもない。

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