3.13.2009

Anxiety

memo10

入院中のおじいちゃんのお見舞いへ。
枕元に靴下を置いて寝ていた。
ついにボケの類いが始まってしまったかと一瞬思った。
今は3月だ。百歩譲って今が12月だったとしてもだ。枕元に靴下を置いて寝てもサンタさんは来ない。

靴下のことを訪ねてみると、「後ではこうと思っている」との答え。
少しだけ安心した。履かしてあげようか、というと自分ではくからいいと強がる。

本当はもう足が動かないし起き上がるのも辛いのだ。
母に聞くと昨日から靴下は枕元なのだそうだ。
僕は頑張れとだけ言った。

誰でも不安や矛盾を抱えている。
足が動かないという現実があるにも関わらず、今日が無理なら明日にでも、そして自分への言い聞かせとしての枕元。もし明日はけなかったらどうしよう、の不安を抱えて。

「それでもはくんだよ!」

根本敬さん風におじいちゃんは僕に教えてくれたのかもしれない。
まったく軸がぶれてない。さすが。

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