10.30.2008

Experience

中学生日記が古本屋に置いてあったので、何の気無しに買ってみたのだが、意外におもしろかった。
おもしろいと思うまでは、確実におもしろくないだろうと高を括っていた。NHKのあれか、っていう疑念もあったし(中身は正反対)絵も微妙だな、などなどの要素があったのだけども。
ある種のノンフィクション的な領域なのだろうか、しっかりと分析できないが、ニヤニヤしつつ読んでしまう。
読んでみないとわからないものはたくさんある。
数百円、数千円をケチったばかりに読んでないもの、見てないものはたくさんある。
ちょっとでも気持ちが弱ってる時は、ケチってしまうので、気持ちが弱ってない今、どんどんお金を使っていこう。

中学生日記 (新潮文庫)中学生日記 (新潮文庫)
Q.B.B.

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同じく、体験する前と後の違いが大きく出たものの1つに、「水曜どうでしょう」が上げられる。
深夜にテレビでやっているのを何度か目撃したことがあるのと、友人の何人かが絶賛していたくらいで、正直あまり良い印象は持ってなかった。
よくわからない人がべらべらしゃべってるだけで、どこがおもしろいんだろうか。ノンフィクション物、旅物なら他にもたくさんおもしろい番組や企画はあるし、どうも二番煎じな臭いがぷんぷんしていた。

何故だかしらないが、「ベトナム」というキーワードにひっかかったのが、「ハノイ→ホーチミン 原付ベトナム縦断1800キロ」の映像。ベトナムの街がいろいろ見れるなら、っていう気持ちで見始めたのだが、出演者の二人と、べらべらしゃべるディレクターのパーソナリティーが掴めてきたあたりでどんどん雰囲気に飲まれてしまった。

多くの人が賞賛し、ファンになってしまうのがよくわかった。
今どきのテレビにある「強制」や「ハードルの上げ過ぎ」が全くない。この人たちの行動における結果には何も期待はないが、ゆっくり見守ることを楽しみたい。
そんなところだろうか。今ではほとんど過去の企画を見てしまった。初期の頃には、出演者のエネルギーの変な使い方が見受けられる。おそらく、この人達なりに試行錯誤した上に、必然か偶然かのこのおもしろさが醸成したに違いない。
「ディレクターの人」が前に出始めたころと、「ミスター」がより素に近い状態で出始めたころからおもしろくなる。
結果的に、ほとんど最後の企画であるベトナム編から見始めたから、僕はこんなにおもしろがってしまったのかもしれない。

何にしても、見ないよりは見るということ、そんなとこだろうか。

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